鍬入(読み)くわいれ

精選版 日本国語大辞典 「鍬入」の意味・読み・例文・類語

くわ‐いれ くは‥【鍬入】

〘名〙 (はじめて鍬を入れること)
農家で、正月一一日または一五日あるいは、その他吉日に、恵方(えほう)にあたる畑に三回鍬を入れ、松を立て、餠、米などを供えて豊作を祝うこと。鍬はじめ。鍬ぞめ。鋤(すき)ぞめ。《季・新年》 〔大和耕作絵抄(1688‐1704頃)〕
開墾植樹工事などに際して、はじめてその土地に鍬を入れること。また、その儀式。鍬はじめ。鍬ぞめ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報