鍋銭(読み)ナベセン

デジタル大辞泉 「鍋銭」の意味・読み・例文・類語

なべ‐せん【鍋銭】

鍋鉄なべがねで鋳造した鉄銭寛永通宝うちでも劣悪なもの。なべぜに。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鍋銭」の意味・読み・例文・類語

なべ‐せん【鍋銭】

〘名〙 鍋鉄(なべてつ)で鋳造した鉄銭。寛永通宝のうち、最も質の劣るもの。ずくぜん。なべぜに。
※俳諧・崑山集(1651)五夏「鍋銭やつくままつりの御散銭〈友三〉」

なべ‐ぜに【鍋銭】

〘名〙 =なべせん(鍋銭)和英語林集成初版)(1867)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android