銀錠(読み)ぎんじょう

精選版 日本国語大辞典 「銀錠」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐じょう ‥ヂャウ【銀錠】

〘名〙
中国銀塊を鋳造して貨幣の用としたもの。元代にはじまり、朝廷民間で自由に鋳造された。
② 江戸時代通用の銀貨幣丁銀(ちょうぎん)のこと。銀丁
経済録(1729)五「当代銀幣は、国初以来二品あり。一は銀錠、二は砕銀なり」
銀製の錠。
浮世草子好色一代女(1686)一「腰ぬけ役の銀錠(ギンヂャウ)をあづかりける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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