銀行券ルール(読み)ギンコウケンルール

デジタル大辞泉 「銀行券ルール」の意味・読み・例文・類語

ぎんこうけん‐ルール〔ギンカウケン‐〕【銀行券ルール】

日銀が引き受ける長期国債総額日本銀行券の流通残高以下に収めるという政策目標。日銀が自主的に設定している。
[補説]日銀の貸借対照表上では、国債の引き受け額は資産に、銀行券の発行残高は負債に計上される。日銀は金融調節手段の一つとして、金融機関から国債を買い上げることで資金を供給するが、これは、日銀が国債の最終的な引き受け手になることを意味する。国債の引き受け額に上限を設定することで、国の債務である国債を無制限に肩代わりすることなく、本来の金融調整機能を発揮することができる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android