鉄鎖・鉄鏁(読み)てっさ

精選版 日本国語大辞典 「鉄鎖・鉄鏁」の意味・読み・例文・類語

てっ‐さ【鉄鎖・鉄鏁】

〘名〙
鉄製のくさり。
吾妻鏡‐承久三年(1221)閏一〇月二九日「右京兆室夢想。猿一来于座傍、被鉄鏁也」
将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉三「鉄鎖に繋がれてシベリヤの採礦場に苦役する虚無党罪人に向て之を問へ」 〔漢書‐王莽伝下〕
② きびしい束縛。
※欧米印象記(1910)〈中村春雨〉倫敦日記「英国宗教の、習慣といふ鉄鎖(テッサ)にからまれてゐる事など思ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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