鉄床下(読み)かなとこおろし

精選版 日本国語大辞典 「鉄床下」の意味・読み・例文・類語

かなとこ‐おろし【鉄床下】

〘名〙
① 鍛えた鉄をかな床から出すこと。また、出したばかりで、まだ仕上げがしてない鉄。かなとこおとし。
浄瑠璃・唐船噺今国性爺(1722)中「是正真と見給へと箱より出す金とこおろし」
② 転じて、体裁をつくろわず、飾り気のないことのたとえ。
※浄瑠璃・唐船噺今国性爺(1722)上「つくろひなく、諛ひなき、おのが気成りの鉄床おろし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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