鈴木三郎(読み)すずき さぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木三郎」の解説

鈴木三郎 すずき-さぶろう

1920-1987 昭和時代後期の農芸化学者。
大正9年7月23日生まれ。昭和29年科学研究所(現理化学研究所)主任研究員となる。農業用抗生物質ポリオキシンに関する研究で49年学士院賞。53年大妻女子大教授。昭和62年12月30日死去。67歳。栃木県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鈴木三郎の言及

【抗生物質】より

…これが契機となって,ブラストサイジンS(住木諭介ら,1958),カスガマイシン(梅沢浜夫ら,1965)が開発された。そのほかイネの白葉枯病に対するセロサイジン(住木諭介ら,1958),イネの紋枯病に対するバリダマイシン(武田薬品工業,1971),モモの黒斑病とリンゴの斑点葉枯病などに対するポリオキシン(鈴木三郎ら,1958),うどんこ病に有効なミルディオマイシン(武田薬品工業,1983)などがある。医薬として開発されたストレプトマイシン,オキシテトラサイクリンなども農薬用抗生物質として登録されている。…

※「鈴木三郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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