鈴木 明(読み)スズキ アキラ

20世紀日本人名事典 「鈴木 明」の解説

鈴木 明
スズキ アキラ

昭和・平成期のノンフィクション作家,評論家



没年
平成15(2003)年7月22日

出生地
東京

本名
今井 明夫(イマイ アキオ)

学歴〔年〕
立教大学文学部文学科卒

主な受賞名〔年〕
大宅壮一ノンフィクション賞(第4回)〔昭和48年〕「『南京大虐殺』のまぼろし

経歴
「週刊タイムズ」記者を経て、昭和30年ラジオ東京(現・TBS)に勤務。同社の放送専門誌「調査情報」の編集長からノンフィクション作家に転じる。48年日中戦争の南京攻略戦の最中に旧日本軍の将校が行ったとされる“百人斬り”を丹念な取材で否定した「『南京大虐殺』のまぼろし」で第4回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞、本多勝一の侵略戦争論と真っ向から対立した。代表作に「誰も書かなかった台湾」「リリー・マルレーンを聴いたことがありますか」「ジャン・ギャバンと呼ばれた男」「わがマレーネ・ディートリヒ伝」「追跡」「維新前夜」「『東京、遂に勝てり!』1936年ベルリン至急電」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android