釣替(読み)つりかえ

精選版 日本国語大辞典 「釣替」の意味・読み・例文・類語

つり‐かえ ‥かへ【釣替】

〘名〙
① (「つりがえ」とも) とりかえること。交換。ひきかえ。両替(りょうがえ)
※俳諧・口真似草(1656)一「一声をつりがへにせん金衣鳥〈常順〉」
② 銀の混合物で、銀の割合一割よりやや劣るもの。歩入(ぶいり)
※銀位并銀吹方手続書(吹塵録所収)(1790)銀位之事「銀之位壱割入を上銀と定め、夫より位劣候を歩入と唱、或は釣替とも唱」

つり‐か・う ‥かふ【釣替】

〘他ハ下二〙 交換する。両替する。
浮世草子・俗つれづれ(1695)四「いづれか物になれたる人の見きはめ、金銀に釣(ツリ)かへし者なれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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