針尾九左衛門(読み)はりお くざえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「針尾九左衛門」の解説

針尾九左衛門 はりお-くざえもん

1825-1905 江戸時代後期の武士
文政8年生まれ。肥前大村藩(長崎県)藩士。文久3年尊攘(そんじょう)派の渡辺昇,松林飯山らと三十七士同盟をむすび,翌年家老となる。慶応3年佐幕派におそわれ重傷をおった。明治38年3月12日死去。81歳。本姓稲垣。名は寿納。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「針尾九左衛門」の解説

針尾九左衛門

没年:明治38.3.12(1905)
生年:文政8(1825)
幕末の肥前大村藩(長崎県)藩士。文久3(1863)年12月,松林廉之助,渡辺昇らと共に尊攘派結集,その盟主となる。元治1(1864)年家老,慶応3(1867)年1月佐幕派に襲撃され重傷を負うが,逆にこれを抑圧藩論を討幕に導いた。

(井上勲)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android