針刺すばかり(読み)ハリサスバカリ

デジタル大辞泉 「針刺すばかり」の意味・読み・例文・類語

はりすばかり

ごくわずかなことのたとえ。
「その子孫、世に―の所を知らず」〈宇治拾遺・一五〉
[類語]針の先で突いたほどの毛で突いたほど

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「針刺すばかり」の意味・読み・例文・類語

はり【針】 刺(さ)すばかり

針をやっと刺せるほどせまいこと。わずかなことのたとえ。
書紀(720)大化元年九月(北野本訓)「或は数百頃(あまたよろつしろ)の田を兼ね并す。或は全(もは)ら、容針少(ハリサスハカリ)の地も無し」

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