新撰 芸能人物事典 明治~平成 「金剛 右京」の解説
金剛 右京
コンゴウ ウキョウ
- 職業
- 能楽師(金剛流シテ方)
- 肩書
- 金剛流第23代目宗家
- 別名
- 幼名=坂戸 鈴之助 号=氏慧
- 生年月日
- 明治5年 10月
- 出生地
- 東京・麻布飯倉
- 経歴
- 13〜16歳までに祖父金剛唯一の死、舞台の火災、父の死と相次ぎ、披露能もできないまま家元を継ぐ。30代前後は京都の金剛謹之輔に師事、食していた。39歳で右京を襲名、氏慧と名乗った。大胆華麗な演技で、身軽な曲技的型も見せた。大正4年東京・市谷に金剛舞台を新築したが、ほどなく類焼。大和猿楽以来の伝統を継ぐ坂戸金剛は、遺言によって絶家となった。著書に「能楽芸話」がある。
- 没年月日
- 昭和11年 3月27日 (1936年)
- 家族
- 祖父=金剛 唯一
- 伝記
- 昭和能楽黄金期―山崎有一郎が語る名人たち 山崎 有一郎 著,三浦 裕子 聞き手(発行元 檜書店 ’06発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報