野秋村(読み)のあきむら

日本歴史地名大系 「野秋村」の解説

野秋村
のあきむら

[現在地名]焼津市野秋

小浜おばま村の西に位置し、高草たかくさ山の東麓に立地する。慶長九年(一六〇四)八月の山西益頭之内野秋村・小浜村御縄打水帳(野秋区有文書)が残る。江戸時代の領主変遷岡当目おかとうめ村と同じ。寛永一九年(一六四二)の田中領郷村高帳には野焼のやき村とみえ、高九四石余。「修訂駿河国新風土記」によると、もと野焼と称したが焼の字を忌み秋に改めたといい、寛文四年(一六六四)の西尾忠成領知目録(寛文朱印留)には野秋村とある。元禄郷帳では高九七石余。延享元年(一七四四)の年貢皆済目録(野秋区有文書)では年貢米三八石余・永三貫三六七文余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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