野巫(読み)ヤブ

デジタル大辞泉 「野巫」の意味・読み・例文・類語

や‐ぶ【野×巫】

田舎巫医ふい一つの術にしか通じていない者のこと。物知らずで学行の劣っている禅の修行者にたとえてもいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「野巫」の意味・読み・例文・類語

や‐ぶ【野巫】

〘名〙 呪術治療を行なったいなかの巫医(ふい)。一つの呪術にしか通じていない者のこと。寡聞で学行の劣っている禅の修行者をたとえてもいう。
※俳諧・桃青門弟独吟廿歌仙(1680)螺舎独吟「月花を医す閑素幽栖の野巫(ヤブ)の子有り 春草のあたり大きな家の隣り」 〔摩訶止観七下

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android