野代郷(読み)のしろごう

日本歴史地名大系 「野代郷」の解説

野代郷
のしろごう

和名抄」高山寺本は「能之呂」、東急本は「乃之呂」の訓を付す。年月日欠の仕丁送文(正倉院丹裏古文書)に「久米部馬」として「年廿八、伊勢国桑名郡野代郷戸主(久)米部吉嶋戸口」「長谷部東人年廿 伊勢国桑名郡野代郷戸主長谷部比奈麻呂戸口」とみえる。延暦二〇年(八〇一)の神宮寺伽藍縁起并資財帳(多度神社蔵)に「野代郷条外里十九室木田弐段参伯歩常荒、次廿室木田玖段常荒、次廿一室木田肆段常荒」とあり、一五段三〇〇歩の神宮寺墾田があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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