野々浜(読み)ののはま

日本歴史地名大系 「野々浜」の解説

野々浜
ののはま

[現在地名]女川町野々浜

五部浦ごぶうら湾の最も奥にあり、五部浦(横浦・大石原浜・野々浜・飯子浜・塚浜)の中心に位置する。東は海、南はいし峠で小積浜こづみはま(現石巻市)と接し、北は焼砂やきさ峰で大石原浜おおいしはらはま、西は焼砂峰続きで荻浜おぎのはま(現石巻市)と接する。村名の由来は、海岸一円に広い原野が開けるため、野の浜とよんだと推測される(女川町誌)正保郷帳に田一貫一四五文・畑一九八文とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報