野々木村(読み)ののきむら

日本歴史地名大系 「野々木村」の解説

野々木村
ののきむら

[現在地名]芦北町田川たがわ

久野くの(現田川川)牛淵うしぶち村の上流右岸にあり、対岸いま村・垣内かきうち村がある。古くは野々木川内ののきがわち村と称したと思われ、寛永一〇年(一六三三)人畜改帳久野川くのかわ村のうちに野々木河内の名があり、二人の百姓名が記される。同一六年の葦北郡地侍御知行割帳(徳富文書)に野々木川内村とある。佐敷手永に属し、正徳(一七一一―一六)頃と思われる表題破損の文書(伊藤家蔵)では高わずかに五石一斗余、田畝数四反九畝三歩・畑畝数一町三畝の小村であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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