重橋村(読み)じゆうばしむら

日本歴史地名大系 「重橋村」の解説

重橋村
じゆうばしむら

[現在地名]伊万里市南波多町みなみはたちよう重橋

南部を板治いたじ川が東流し、標高一〇〇メートル内外の丘陵地。慶長絵図に「荒瀬ノ内 重橋」とある。

「松浦昔鑑」に「本城 重橋村に有り、城主は川添監物と申仁居住す、則此所を領す、波多三河守三家老之内第一之仁と云」とあり、砦跡・空堀跡がある。監物は近世初めこの地で五〇〇石を領していたが、三河守死去により殉死した。

文化年中記録によれば「畝数十二町九段十九歩半」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android