里帰(読み)さとがえり

精選版 日本国語大辞典 「里帰」の意味・読み・例文・類語

さと‐がえり ‥がへり【里帰】

〘名〙
他家にとついだ新婦が、はじめて実家に帰ること。婚礼に伴う儀式として、ふつう、婚礼の三日または五日後に行なわれる。里びらき。里がよい。里入り。
※虎明本狂言・米市(室町末‐近世初)「よねいちごりゃうと申おかたのおさとがへりじゃと云」
② 嫁や奉公人などがしばらくの間実家へ帰ること。里おり。
※俳諧・犬子集(1633)一三「かすむ野の月をながめて里帰 お児(ちご)風ひく山寺の春〈慶友〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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