采女(1)(読み)うねめ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「采女(1)」の解説

采女(1) うねめ

?-? 平安時代前期の女官
平城(へいぜい)天皇(在位806-809)につかえたとつたえられる。天皇の寵愛をえたいとねがっていたが,一夜の呼び出しだけにおわった。これを悲しみ,奈良の猿沢の池に身をなげたという。この伝承は「大和物語」「枕草子」にみえ,池のほとりには采女神社がある。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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