酔痴(読み)よいしれる

精選版 日本国語大辞典 「酔痴」の意味・読み・例文・類語

よい‐し・れる よひ‥【酔痴】

〘自ラ下一〙
① 酒に酔って正気がなくなる。
② すぐれたもの、魅力的なものに心を奪われてうっとりする。
※或る女(1919)〈有島武郎〉前「倉地は反対葉子の一語一語に酔ひしれて見えた」

えい‐し・る ゑひ‥【酔痴】

〘自ラ下二〙 酒に酔って正体がなくなる。よいしれる。
土左(935頃)承平四年一二月二四日「ありとあるかみしも、わらはまでゑひしれて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「酔痴」の読み・字形・画数・意味

【酔痴】すいち

酔い痴(し)れる。

字通「酔」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報