酒辺町(読み)さかべちよう

日本歴史地名大系 「酒辺町」の解説

酒辺町
さかべちよう

[現在地名]南区千年せんねん

南綿みなみわた町の南にある難波橋なにわばし筋の両側町で、同筋と三津寺みつてら筋との交差点を中心に東西南北に半町ずつの範囲。町名は元禄七年(一六九四)からで、明暦元年(一六五五)からこのときまで南樽屋みなみたるや町といった(南区志)。初発言上候帳面写によると古町名は下樽屋しもたるやきり丁。また「天保町鑑」に「樽屋町 島之内さかべ丁也」とあり、当時樽屋町ともよんだ。大坂三郷南組に属し、元禄一三年三郷水帳寄帳では屋敷数二〇・役数二一役で、うち年寄分一役が無役。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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