酒太・酒肥(読み)さけぶとり

精選版 日本国語大辞典 「酒太・酒肥」の意味・読み・例文・類語

さけ‐ぶとり【酒太・酒肥】

※春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉壱円紙幣の履歴ばなし「顔まるく肥り(酒太(サケブト)りのやうに)色は浅黒く」

さか‐ぶとり【酒太・酒肥】

〘名〙 常に酒を飲むために、からだが肥満すること。さけぶとり。
風流微塵蔵(1893‐95)〈幸田露伴〉きくの浜松「酒肥(サカブト)りの身を重げに運ぶ」

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