遺孼(読み)いげつ

精選版 日本国語大辞典 「遺孼」の意味・読み・例文・類語

い‐げつ ヰ‥【遺孼】

〘名〙 (「孼」は、ひこばえ。切った草木の根や株から生え出た芽)
死後に残された妾腹(めかけばら)の子。正統ではないが血をひくもの。
語孟字義(1705)下「遺孼猶在、至漢再熾」
② 滅びた家の血統をひくもの。また、残党。余孼。
※本朝文粋(1060頃)四・貞信公辞摂政准三宮等表〈大江朝綱〉「余燼遺孽。逆心長滅」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android