選選（読み）えりすぐる

精選版 日本国語大辞典

えり‐すぐ・る【選選】

〘他ラ五（四）〙 よいものの中から、さらによいものを選び取る。すぐれたものをよりによって取り出す。よりすぐる。

※栄花（1028‐92頃）ゆふしで「冷泉院の御領の所々候ひしも、この院にえりすぐりてしらせ給ひけり」

より‐すぐ・る【選選】

〘他ラ五（四）〙 よいものの中からさらによいものを選び取る。えらびぬく。えりすぐる。

※説経節・をくり（御物絵巻）（１７Ｃ中）一五「百人のながれのひめの、そのなかを、三十二人よりすくり、たまのこしにとってのせ」

えり‐すぐり【選選】

〘名〙 えりすぐられたもの。すぐれたものの中からさらに選ばれたもの。

出典　精選版 日本国語大辞典