選択的拡大政策(読み)せんたくてきかくだいせいさく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「選択的拡大政策」の意味・わかりやすい解説

選択的拡大政策
せんたくてきかくだいせいさく

農業基本法に織込まれた農業政策の基本になる考え方で,需要が伸びる農産物生産をふやし,需要が減る農産物の生産を転換するというもの。酪農養豚養鶏野菜果物が選択的拡大作物で,転換作物には稲作麦作などがあげられる。しかし生産者米価毎年大幅に値上げした結果,増産を促して余剰米をもたらしたことから,批判も多かったが,新しい総合農政でもこの考えは引継がれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android