適合度順出力(読み)てきごうどじゅんしゅつりょく(英語表記)ranked output

図書館情報学用語辞典 第5版 「適合度順出力」の解説

適合度順出力

情報検索システムにおいて,検索質問に対する適合度をシステムに自動的に判定させ,その順序に従って検索結果を出力させる手法.適合度の算出には,検索語の出現頻度,出現位置,共出現関係などのデータが用いられ,代表的な算出方法としては,tf・idf法,ベクトル空間モデルを用いた手法,ウェブページのリンク関係を用いた手法などがある.インターネット検索エンジンで適合度順出力が採用されているため,一般的に広く普及した.検索結果が多量に出力される場合には,すべての結果の内容を確認することが困難であるため,こうした手法は有効であるが,システムの出力順序とユーザーの考える適合度順とが異なることが多く,それがこの手法の大きな問題点といえる.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android