遠つ人(読み)トオツヒト

デジタル大辞泉 「遠つ人」の意味・読み・例文・類語

とお‐つ‐ひと〔とほ‐〕【遠つ人】

[枕]
遠くにいる人を待つ意から、「松」「松浦まつら(=地名)」にかかる。
「―松の下道したぢゆ」〈・三三二四〉
かりは遠くから来るので、「雁」「猟路かりぢ(=地名)」にかかる。
「―雁が来鳴かむ」〈・三九四七〉

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精選版 日本国語大辞典 「遠つ人」の意味・読み・例文・類語

とおつ【遠つ】 人(ひと)

遠方にいる人。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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