道金村(読み)どうきんむら

日本歴史地名大系 「道金村」の解説

道金村
どうきんむら

[現在地名]燕市道金

信濃川となかくち川の分岐点西方にあり、東は八王寺はちおうじ村。直江兼続検地を命じた文禄四年(一五九五)六月一一日の黒印状(上松文書)には「蒲原郡出雲田庄」一五ヵ村のなかに「道金村」と記される。慶長三年(一五九八)頃の新発田藩の御領内高付帳(新発田市史資料)にもその名がみえ、元和六年(一六二〇)の三条御引渡郷村帳(幸田重寛氏文書)に高一一石四斗余とある。同九年幕府領となり、寛永一一年(一六三四)検地が行われた。

道金村
どうきんむら

[現在地名]栄町今井いまい

向今井むかいいまい新田の西に位置し、古い信濃川河道の自然堤防地上に開けた村である。天正六年(一五七八)九月一日の上杉景勝知行宛行状(御書集)によれば、戦功により道金村・鬼木おにぎ村などが岩井昌能に与えられている。文禄四年(一五九五)六月一一日の直江兼続黒印状(上松文書)には蒲原郡出雲田いずもだ庄一五ヵ村の一つとしてみえる。

近世を通じて新発田藩領で、慶長三年(一五九八)頃の御領内高付帳(新発田市史資料)には道金村・今井村など一二村で一千五一石二斗余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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