道に遺を拾わず(読み)みちにいをひろわず

精選版 日本国語大辞典 「道に遺を拾わず」の意味・読み・例文・類語

みち【道】 に 遺(い・おちもの)を=拾(ひろ)わず[=取(と)らず]

世の中が泰平で富み足りており、道路に落ちているものも拾わない。理想的な政治が行なわれていることのたとえ。
書紀(720)皇極元年正月(岩崎本訓)「是に由りて盗賊(ぬすひと)恐懾(おちひし)て、路に拾(オチモノトラ)ず」 〔韓非子‐外儲説左上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android