精選版 日本国語大辞典 「透通・透徹」の意味・読み・例文・類語
すき‐とお・る ‥とほる【透通・透徹】
〘自ラ五(四)〙
② 視界をさえぎるものがなくなる。
※今昔(1120頃か)一〇「国の内透徹りて〈略〉彼の国の軍一人に可当きに非ず」
③ 澄んで透明である。色が澄みきって輝いて見える。
④ 声がよく通る。声が澄んでいる。
※大阪の宿(1925‐26)〈水上滝太郎〉六「おつぎの透(スキ)通る声が呼びかけたけれど」
⑤ 物の間を通り抜ける。
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