迷路振盪症(読み)めいろしんとうしょう(英語表記)concussion of the labyrinth

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「迷路振盪症」の意味・わかりやすい解説

迷路振盪症
めいろしんとうしょう
concussion of the labyrinth

一般に頭部に強い衝撃 (打撃爆風,その他外傷など) が加わった際に起るもので,脳振盪を伴う場合がある。原因内リンパに加わった強い衝撃でコルチ器官に機能的障害が生じるためで,内耳から出血したりすることもある。めまい,耳鳴,難聴を主徴とし,平衡障害や自発眼振を認めるが,次第に回復し,器質的な障害を残すことは少いとされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android