近江屋佐平次(読み)おうみや さへいじ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「近江屋佐平次」の解説

近江屋佐平次 おうみや-さへいじ

?-? 江戸時代中期の商人
田沼意次(おきつぐ)が側用人老中をつとめた時代(1767-86)の十八大通ひとりで,札差。江戸天王町一番組に属して浅草にすむ。茶番狂言名人として知られた。初名は清兵衛。号は景舎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の近江屋佐平次の言及

【十八大通】より

…江戸中期の明和~天明(1764‐89)ごろに,豪奢な消費ぶりを誇って通人を気どった一群の江戸富裕商人をいう。大口屋治兵衛暁雨,大口屋八兵衛金翠,近江屋佐平次景舎,下野屋十右衛門祗蘭ら浅草蔵前の札差や,大黒屋秀民,松坂屋草嘉ら吉原娼家の主人のほか,村田屋帆船(国学者),桂川甫周(医師),樽屋万山(町年寄)らがいた。〈十八〉は福数で,必ずしも18人が特定されていたわけではない。…

※「近江屋佐平次」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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