辻社(読み)ツジヤシロ

デジタル大辞泉 「辻社」の意味・読み・例文・類語

つじ‐やしろ【×辻社】

辻などにある道祖神を祭った社。

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精選版 日本国語大辞典 「辻社」の意味・読み・例文・類語

つじ‐やしろ【辻社】

〘名〙 十字路などにある、道祖神をまつった社。
※為忠集(鎌倉中か)「袖さむき田中もりの辻やしろぼたきをはやす声きほふらむ」

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世界大百科事典(旧版)内の辻社の言及

【辻】より

…石川県金沢では市場,長崎県南高来郡布津では道の追分,奈良県吉野郡では山道の合した所をいう。 交通の要衝である辻には古来,道祖神をまつった辻社や辻堂など,種々の施設が置かれた。鎌倉時代の京都では,辻ごとに篝屋(かがりや)が置かれ,終夜篝火をたいて盗賊を防ぎ市中を守ったし,戦国時代になると,公家や町衆がみずから釘貫(くぎぬき)(門)や櫓を構築して町を自衛した。…

※「辻社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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