辺付(読み)へつく

精選版 日本国語大辞典 「辺付」の意味・読み・例文・類語

へ‐つ・く【辺付】

〘自カ四〙 近づく。そばに寄ってくる。特に、舟が岸べに近づいてくる。近寄る。⇔沖放(さ)く
万葉(8C後)二・一五三「いさなとり 近江の海を 沖放(さ)けて こぎ来る船 辺附(へつき)て こぎ来る船」

へつか‐・う ‥ふ【辺付】

連語〙 (動詞「へつく(辺付)」の未然形反復継続の意を表わす助動詞「ふ」の付いたもの) 岸に近づく。また、そばに近づく。
※万葉(8C後)四・六四一「絶ゆと云はばわびしみせむと焼太刀の隔付経(へつかふ)事は幸(さき)くや吾が君」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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