辺を払う(読み)あたりをはらう

精選版 日本国語大辞典 「辺を払う」の意味・読み・例文・類語

あたり【辺】 を 払(はら)

① 他を近くに寄せつけない。
平家(13C前)九「馬をも人をも、あたりをはらって食ひければ、生食(いけずき)とつけられたり」
② (他を寄せつけない意から) 美麗威厳などで周囲を威圧するさまをいう。堂々としている。
散木奇歌集(1128頃)一「もぎたつる梢をみればいとどしくあたりをはらふ八重桜哉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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