辰蔵(1)(読み)たつぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「辰蔵(1)」の解説

辰蔵(1) たつぞう

?-1827 江戸時代後期の研ぎ師。
近江(おうみ)(滋賀県)膳所(ぜぜ)で研ぎ職人となる。文政6年膳所藩士平井市郎次をきり殺して逃亡したが,10年閏(うるう)6月12日市郎次の弟の外記(げき)と九市に郷里讃岐(さぬき)(香川県)で討たれた。のち歌舞伎や戯曲に「研辰物(とぎたつもの)」として脚色された。研屋辰蔵ともいう。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android