車塚一号墳(読み)くるまづかいちごうふん

日本歴史地名大系 「車塚一号墳」の解説

車塚一号墳
くるまづかいちごうふん

[現在地名]伊勢市藤里町

藤里ふじさと町と豊川とよかわ町の境を流れるあさ川が、周りの水田の中でひときわ目立つ鬱蒼とした森を迂回するようにいったん北へ大きく曲がる。この森が「延喜式」神名帳に記される田上大水たのえおおみず神社(豊受大神宮摂社)である。すぐ北西側の山上には高倉山たかくらやま古墳がある。社殿の裏に横穴式石室があると考えられ、古くは石室が開口していたようであるが、現在は天井石の一部が露出しているにすぎない。墳形は社殿建築に際し改変され、旧状をとどめない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android