蹴潰(読み)けつぶす

精選版 日本国語大辞典 「蹴潰」の意味・読み・例文・類語

け‐つぶ・す【蹴潰】

〘他サ四〙
① 蹴ってふみつぶす。蹴って殺す。
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)七「親に向って白眼(しろまなこ)けつぶすぞよ」
② 蹴っとばして打ちすてておく。取り捨ててかえりみないでいる。
※歌舞伎・三十石艠始(1759)序幕「高(たか)此方がやうなものぢゃと思うてけつぶすのか、さう旨(うま)うは乗るまいわいのう」
③ 人の面目をつぶす。顔をつぶす。
※浄瑠璃・奥州安達原(1762)二「猟師町で口利く車銭の南兵衛をよう蹴つぶしたなァ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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