蹈鞴・炉・鑪(読み)たたら

精選版 日本国語大辞典 「蹈鞴・炉・鑪」の意味・読み・例文・類語

たたら【蹈鞴・炉・鑪】

〘名〙
① 足で踏んで風を送る大型の鞴(ふいご)鋳物に用いる。
書紀(720)神代上「蹈鞴〈此をば多多羅(タタラ)と云ふ〉」
② (炉・鑪) ①を用いる炉。
壒嚢鈔(1445‐46)二「大嘗会の大桶元三の御薬温むるたたらなどは」
※俳諧・猿蓑(1691)五「押合て寝ては又立つかりまくら〈芭蕉〉 たたらの雲のまだ赤き空〈去来〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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