精選版 日本国語大辞典 「跗・趺」の意味・読み・例文・類語 あ‐な‐ひら【跗・趺】 〘名〙 (「あ」は足、「な」は「の」、「ひら」は平の意) 足の甲。足のひら。※新撰字鏡(898‐901頃)「趺 足上也 脚踝也 豆夫不志 又豆夫奈支 又安奈比良」[語誌](1)院政期の「医心方天養二年点‐一〇・二〇」には、「先従足趺(アナヒラ)腫」とあって「趺」の上に「足」を補っており、この頃すでに「あなひら」の語源意識は薄れていたか。(2)「あしのひら」「あしのこう(かふ)」など「足」をアシと明示する語形もあり、近世以降は「あしのこう」が一般化していった。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報