足崎村(読み)たらざきむら

日本歴史地名大系 「足崎村」の解説

足崎村
たらざきむら

[現在地名]勝田市足崎

しん川の右岸にあり、西は高野こうや村。文禄四年(一五九五)の中務大輔当知行目録(秋田県立図書館蔵)に「為ら崎」とあり、慶長七年(一六〇二)の万千代様水戸領知行割(彰考館蔵)に「足崎」とみえ、寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高に「足崎村」とある。「水府志料」によると「寛政三年亥二月金久と改む。今又旧名に復す」とある。

鎌倉時代は、常陸大掾系の吉田太郎広幹の子里幹が多良崎三郎と称し、地頭として多良崎郷に土着した(常陸大掾伝記、常陸大掾系図)。「水府志料」は村内の館跡について「リウガイと呼ぶ所にあり。要害の訛なるべし。何人の居なるをしらず。按、大掾系図、吉田三郎兼幹の第二子多良崎次郎盛忠あり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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