足利直義邸跡(読み)あしかがただよしていあと

日本歴史地名大系 「足利直義邸跡」の解説

足利直義邸跡
あしかがただよしていあと

南北朝の武将で、足利尊氏の弟直義の邸宅跡。

この邸は細川顕氏の邸を直義が隠退後に借りたものらしく、「太平記」巻二七に「去ル程ニ直義ハ世ノ交リヲ止メ、細川兵部大夫顕氏ノ錦小路堀河ノ宿所エ被移ケリ」とある。またこの邸を「園太暦」観応二年(一三五一)二月二八日条には「錦小路屋」、同年三月六日条には「錦小路亭」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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