越後文書宝翰集(読み)えちごもんじよほうかんしゆう

日本歴史地名大系 「越後文書宝翰集」の解説

越後文書宝翰集
えちごもんじよほうかんしゆう

一冊 佐藤進一編 昭和二九年刊

解説 中世越後の武士、色部・上野・大見・発智・三浦和田・毛利氏など伝来を異にする諸氏とその関連の計七七三点の古文書集。下越に関する重要史料集。惣領制の実態や、上杉家文書を併用することにより戦国期の政治的統一過程を知ることができる。荒河保・奥山庄堺相論和与絵図は当時の庄園村落を活写する。国指定重要文化財。越佐史料・奥山庄史料集(井上鋭夫編、昭和四〇年刊)色部史料集(井上鋭夫編、昭和四三年刊)・影印北越中世文書(佐藤進一ほか編、昭和五〇年刊)に他の関連文書を含めて活字化されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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