起上小法師(読み)おきゃがりこぼし

精選版 日本国語大辞典 「起上小法師」の意味・読み・例文・類語

おきゃがり‐こぼし【起上小法師】

〘名〙
※大観本謡曲・鞍馬天狗(室町末)「おきゃがり小法師振り鼓。手鞠やおどります小弓
売春婦異称
※虎明本狂言・二人大名(室町末‐近世初)「京に京にはやる、おきゃがりこぼしやよ、とのだに見ればつひころぶ」

おきあがり‐こぼうし ‥こボフシ【起上小法師】

浮世草子・けいせい洗髪(1703)一「けふはけふ、あすはあすと、おきあがり小法師(コボウシ)人形を手なれ、心まかせに世をわたる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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