赤妻古墳(あかづまこふん)とは？意味や使い方

精選版日本国語大辞典「赤妻古墳」の意味・読み・例文・類語

山口市赤妻町にあった五世紀前半の円墳。明治三〇年（一八九七）組み合わせ式箱形石棺、同四一年、刳抜式舟形石棺を発見。また甲冑、刀、鏡、ガラス玉、針なども出土。

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[現在地名]山口市赤妻町

山口盆地北縁の低地に位置し、一つの墳丘から二基の箱式石棺と一基の舟形石棺が発見された、古墳時代中期の古墳である。この古墳の東側は朝倉（あさくら）の沖積扇状地、南西側には吉敷（よしき）川の沖積低地が広がり、条里遺構が残る。

明治三〇年（一八九七）と同四一年に墳丘の一部の発掘調査が行われたが、内部主体や副葬品の調査にとどまり、墳丘の形状や周辺の関連施設の詳細な記録はない（「周防国赤妻古墳並茶臼山古墳」一九二八年）。

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