賢げ(読み)さかしげ

精選版 日本国語大辞典 「賢げ」の意味・読み・例文・類語

さかし‐げ【賢げ】

〘形動〙 (形容詞「さかしい」の語幹に、接尾語「げ」の付いたもの) いかにも才知分別がありそうなさま。かしこくてしっかりしたさま。
源氏(1001‐14頃)御法「うへは御心うちにおぼしめぐらす事多かれどさかしげになからむのちなどのたまひいづることもなし」
※あひゞき(1888)〈二葉亭四迷訳〉「怜悧(サカ)し気に見える人の眼の如くに朗かに晴れた蒼空がのぞかれた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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