買越(読み)かいこし

精選版 日本国語大辞典 「買越」の意味・読み・例文・類語

かい‐こし かひ‥【買越】

〘名〙
商取引で、売り約定よりも買い約定が多い場合をいう。買持ち。
② 一定期間における有価証券の買いが売りを上回ること。
信用取引で、売建てを手じまい、買いに回ること。
④ 前に売りたてたよりも多く数量を買うこと。〔取引所用語字彙(1917)〕
⑤ 売り方が態度を一転し、買い方に回ること。ドテン買越し。

かい‐こ・す かひ‥【買越】

〘他サ五(四)〙
① 売り約定を上回る買い約定をする。
② 売りから買いに回る。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android