精選版 日本国語大辞典 「貴船神事」の意味・読み・例文・類語
きぶね‐しんじ【貴船神事】
(イ) 陰暦の四月および一一月一日に行なわれた祭礼。特に、四月の祭礼では虎杖(いたどり)を採って、その大小、多少を競争する「虎杖競べ」の行事が行なわれた。明治以後は廃絶し、現在は六月一日に神輿(みこし)の渡御が行なわれている。貴船祭。貴布禰御更祭。《季・夏》
※日次紀事(1685)四月朔日「貴布禰神事 今日献二供物一」
(ロ) 陰暦九月一日から九日にかけて行なわれる祭礼。子どもが小さい神輿をかついで京中をねり歩く。《季・秋》
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