貧乏揺(読み)びんぼうゆるぎ

精選版 日本国語大辞典 「貧乏揺」の意味・読み・例文・類語

びんぼう‐ゆるぎ ビンバフ‥【貧乏揺】

〘名〙
※俳諧・鷹筑波(1638)一「我と花のちるはびんほうゆるき哉〈安明〉」
② (下に打消の語を伴って用いる) ほんのちょっと動くこと。
※浄瑠璃・義経千本桜(1747)三「お気遣ひなされますな。貧乏(ビンボウ)ゆるぎもさせませぬ」

びんぼう‐ゆすり ビンバフ‥【貧乏揺】

〘名〙 すわっているとき、膝のあたりを絶えずこまかくゆり動かすこと。びんぼうゆるぎ。びんぼうぶるい。
談義本銭湯新話(1754)三「珍説がある咄ましょと、貧乏動揺(ビンボウユスリ)しながら」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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